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難関高校受験で合格を目指す長男と知的障害のある次男の進学について綴ります

天王山の夏

気が付けば、夏も終わりに近づいてきました。

 

早稲アカの夏期講習も終盤に入っております。毎年行われる夏期合宿は、去年も今年もできず、代わりに都心の会議室で集中特訓が行われました。

 

この集中特訓ですが、長男は開成・国立必勝コースにおりましたが、クラスは一番下でした。通常のコースは国立必勝コースβ(αとβがあり、ベータは下のクラス)ですが、そもそもこのコースに入れたのは前期の必勝コースが国立必勝コースにいたからであって、国立必勝コースに入れたのは、2月の難関チャレンジ模試で基準をクリアしたからなのですが、はっきり言ってまぐれです(笑)

 

長男は通常授業のクラスはSK(特訓)クラスなのですが、そのクラスの中でも国立必勝に行ってるのはうちの子だけのようです。他の皆さんは皆早慶選抜とか早慶必勝がほとんどとのこと。国立必勝に行くには、SKの中でもさらに上のクラスにいる人たちばかりです。なので、先生にも何度となく止められたようですが、なぜか5教科にこだわる長男は国立必勝にすると言い張ってここまできております。

 

そして、夏期集中特訓は通常の国立必勝コースだけでなく、開成必勝コースの人たちと同じクラス編成になっているので、早稲アカの各校舎から集まってきた開成必勝と国立必勝の合計二百数十人ほどが6クラスほどに分けられて授業を受け、最終日に行われるコンテストもこの二百数十人で競うかたちになります。結果は・・・数学だけはそこそこ良かったものの(と言っても平均より下)、全体では下から数えたほうが早い、残念な順位でした。

 

それでも、冷静に考えて、このクラスにいること自体すごいじゃないか!ということで長男をなぐさめました(笑)

 

夏期講習自体も朝は9時に家を出て自習室へ行き、午後から授業を受け、授業後にまた自習をして、22時頃帰るという生活を毎日しておりましたが・・・先週からはコロナの感染拡大により自習室が使えなくなってしまったため、授業以外は家で自習をしています。

 

そして、夏期講習もまもなく終わり、後半戦も頑張っていこうと気合を入れるところですが・・・ある夜突然長男が言い出したのは「俺、早稲アカやめたいんだよね」でした。一体どうなることやら。

巣鴨高校の説明会に行ってきました

巣鴨高校の説明会に行ってきました。

GW中に長男と2人で慶応志木早大学院は見学に行ったのですが、早大学院は校舎の一部と学校の敷地内を軽く見学した程度で、慶応志木は入口と敷地の外から見る程度で、学校説明会は今年初めてです。

 

今回も長男と2人で行くつもりでしたが、今日は午後から早稲アカのSK選抜試験(特訓クラス選抜)があり、明日は必勝コースの授業もあるので勉強したいとのことで、私1人で行きました。

 

巣鴨高校は何駅か利用できますが、駅からはちょっと離れていて不便な場所にあり、わが家からは電車とバスを乗り継いで50分ほどかかりました。

 

今回の説明会は事前予約制で、コロナ禍ということもあり人数制限をしての開催だったため、予約開始当日の時間ぴったりにアクセスして予約をしたわけですが、意外にもギリギリまで空きに余裕はあったようです。説明会が行われた講堂を見回してみても、席に余裕がありました。大学の改革等で付属校人気があると言われていますが、それもあってか、説明会を聞いての印象は生徒集めに必死な感じでした。

 

私がなぜ巣鴨高校の説明会に行ったかというと、志望校の一つである早大学院に合格できなかった場合、大学受験でGMARCHより上を目指すとしたら、付属校ではない進学校に行ったほうが上位校を目指しやすいと考えたからです。通学時間と附属ではないハイレベルな学校と試験日で探していくと、巣鴨高校しかないのです。意外と上位校の選択肢は少ないです。本郷高校なんかもいいなーと思っていたら、高校募集が2021年度入試から停止になってしまいましたし。

今さらですが、わが家は東京の東側ですが、西側に住んでいれば、もっと選択肢が増えたなぁ・・・とも思います。この学校いいなーと思うとだいたい西側にあるという。

 

で、巣鴨高校ですが、国際教育にとても力を入れている点が良かったです。校長先生の話が長すぎて学校紹介の時間が短くなってしまったようですが、十分良さは伝わりましたし、入試についての話も細かい話が多く、とても参考になりました。

 

親としては好印象ですが、文武両道で、剣道と柔道は必ずどちらかはやらないといけないとか、これについては説明会では全く触れられていませんでしたが、ネットではそういう情報があり、長男的には多分ナシだろうと思うので、最終的に選ぶ学校ではなさそうな気はします。説明会に行かないという時点で、ほぼ興味はないのでしょうけど。

 

でも、校舎もきれいでしたし、良い印象でした。

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巣鴨高校正門


 

運動会を終えて

今日は次男の運動会でした。

 

次男の運動会にはいい思い出がありません。小学校も中学校も、運動会は毎年5月に行われますが、新学年になってまだまだ慣れない時期であり、生活リズムも整っていない状態での運動会練習は、次男にとって相当なストレスになるのです。

 

小学校の普通級にいたころ、運動会練習でストレスがマックスになり、自分の髪をはさみで切ってしまったこともありましたし、運動会当日に演目の途中で大きな声で暴言を吐いてしまったこともありました。

 

中学生になり、起床時間も服装も学校にいる時間も大きく変わったうえ、今年もまたこの時期に運動会練習があり、振り返ってみると、先月の次男はとても荒れていたように思います。

 

ああしなさい、こうしなさい、あれはだめ、これはだめと、私もピリピリしていたのでしょう。ある時、「もう嫌だ!」と叫んで、私にしがみついておいおい泣き出した次男を見て、私は自分が次男を追い詰めてしまっていたことに気付きました。

 

そして、すぐにしっかりと抱きしめて謝りました。「とってもがんばっているのに、きつい言い方をしてごめんね」と言ったら、次男は落ち着きを取り戻し、翌日から学校でも穏やかに過ごせるようになりました。

 

次男は無意識に敏感に空気を感じ取るような気がします。私自身の精神状態が次男にそのまま現れるようです。私が穏やかに接すれば、次男も穏やかになりますし、ピリピリしていると次男も荒れてくるのです。なので、次男が落ち着いた生活を送るためには、実は私自身が心穏やかに過ごすことがとても重要になってくるのです。

 

今日は、先月受けた暗算の検定試験(1級)の結果が出る日で、運動会の疲れもあってそろばん教室に行くのをしぶっていたのですが、ギリギリで「やっぱり行く!」と言って教室へ向かったのですが、結果は不合格でした。

 

そろばんだけでなく、暗算検定に関しても次男は今まですべて一発合格だったので、初の不合格となり、悔しさで荒れ狂ってしまいました。今日はそろばんへ行かせるべきではなかった・・・いや、行かなくていいと言ったのですが、最後は本人が行くと決めたことだし・・・もっと引き止めればよかったか・・・次男の母親を12年やっておりますが、この辺の動きは相変わらず読めません。

 

とりあえず、今日はゲームをいつもより少し長めにやる許可をしたことでなんとか納得し、落ち着きを取り戻しました。

 

運動会も終わり、早く通常の生活に戻って穏やかな日々を過ごしてほしいと思います。

早稲アカでのクラス

長男は早稲アカのExiv校に通っています。

もともと中学受験をするつもりがなかったので、最初は公立進学コース(Kコース)がある校舎に小5から通っていたのですが、小6の9月からExiv校でExpressコース(現在はProgressコース)という、難関高校を目指すコースが開講したので、校舎を転校しました。そして、そのまま中1、中2コースを経て、現在中3のSK3におります。

 

標準校舎ではRクラスという普通レベルのクラスがあり、その上にTクラスという特訓クラスがあると思うのですが、Exiv校舎では普通クラスがSクラス、特訓がSKクラスでそれぞれ上から123と番号がついています。

 

早稲アカ全体で校舎は全部で120ほどあり、1学年6,000人くらいいるようですが、そのうち中3の特訓クラスにいるのはだいたい1,600名程度(男子1150名、女子450名)なんだそうです。そしてExiv校ではSK1が筑駒や開成を目指すクラス、SK2が国立付属や慶応女子、日比谷などのトップ校、SK3が早慶レベルを目指すクラスとなっています。

 

中3のSKクラスは数学が週に2回あるので、5科受講すると水曜以外は全部塾です。とってもハード。そして、日曜日には必勝コースという特別授業が始まりますので、日曜も月に2回は塾です。本当に水曜以外休みはありません。

 

必勝コース前期(4月~7月)に行われるクラスは、2月の難関チャレンジ模試と、3月の必勝志望校判定模試の結果でクラスが決まるのですが、こんな感じに振り分けられるようです↓

  1. 筑駒必勝
  2. 開成必勝
  3. 国立必勝
  4. 早慶必勝(選抜)
  5. 早慶必勝
  6. 難関必勝
  7. 都立必勝
  8. 日曜特訓

早慶必勝以上の基準に合格すると、自動的に通常のクラスはSK資格が得られるとのこと。

注意:長男が先生の雑談から聞いてきた話や、保護者会で聞いてきた内容なので、すべて正確な情報とは言い切れませんのであしからず。

 

なお、長男は難関チャレンジ模試で、国立必勝クラスに合格しましたが、合格基準点+3点とかで、本当にぎりぎりだったようです。当然クラスも国立必勝コースの中で下のクラス(β)です。そもそもSK3で国立必勝コースに行くのはちょっと無謀なようですが、長男の第一志望は国立付属校なので、本人はとってもやる気に満ちています。ただ、理社が壊滅的にできないので・・・道は険しいです。

 

とはいえ、やる前から諦めてはどうにもなりませんので、本人には頑張ってもらい、親としては応援するのみです。

 

明日は駿台模試(5科)を受けます。いい結果がでますように・・・

 

 

次男のそろばん

次男は軽度の知的障害(愛の手帳4度)があります。広汎性発達障害とも診断されています。

 

幼稚園は私立の幼稚園、小学校は公立小学校の3年生まで普通級、4年生から特別支援学級へ転籍し、今年公立中学校の特別支援学級に入学しました。

 

身辺自立はできており、習慣的なことは問題なくできます。学校へも路線バスを利用して通学しています。

 

1歳半健診の時点で、全く話せなかったこともあり、ある程度は覚悟していましたが、3歳健診で引っかかり、区の施設で知能検査をして、遅れがあることが確定したのです。実年齢3歳でしたが、認知とか適応とか、そういった年齢は1歳9か月くらいしかなかったと思います。

 

そんなわけで、人一倍遅れているのだから、これ以上遅れないようにと、幼稚園の年長のときには学研教室に入れて、小学3年生からはそろばんも習い始めました。学研の教材は学校の教科書に合わせて作られているのでそのまま復習ができるのです。

 

でも、結局学研は小学校卒業と同時に退会しました。中学校の内容までは理解するのが難しいだろうし、支援学級では中学校の勉強は深く学ばないので。

 

そして、今でも続いているのはそろばんです。絵画教室、武術、サッカー等々、習い事はいろいろやらせてみましたがうまくいかず、そろばんもダメもとで、脳トレになればいいや~程度の気持ちで習わせてみました。

 

そんなそろばんも、習い始めて4年目になっています。次男の特性を話したうえで、そろばんの先生は受け入れてくださいました。こういう特性のある子供に教えることは自分にとっても挑戦なのですよと言ってくださったのです。

 

とはいえ、始めた当初は、2級までならなんとかなるけれど1級は厳しそうだと先生はおっしゃっていましたが、4年目の今、次男は準1級を取得済みで、今月末に1級を受ける予定です。ついでに、暗算も2級を取得済みで、先週1級を受けてきました。結果が出るのは来週です。

 

次男は理解するまでには時間がかかるものの、理解してしまえば、とても正確にできるらしく、そろばん10級から9級8級・・・3級、準2級、2級、準1級と、ここまですべて一発合格しています。しかも、2級と準1級に関しては、本番前11回の模擬テストで合格できたのは一度だけにもかかわらず、本番は一発合格しています(笑)先生もびっくりしていました。健常な子でもなかなか、こんなにスムーズには合格できないものですよと。

 

ちなみに、そろばん1級は億の単位の数とかでてきます。小数点も出てきますし、問題を見てみると、こんなすごい計算ができるの?!と、本当に驚きます。でも、こんな難しい問題ができるのに、文章題になるとほとんどできなくなるのは、やはり日本語の理解力が足りないのでしょう。

 

とりあえず、1級は今回初めての挑戦なのでどうなるか分かりませんが、良い結果となることを祈っています。

 

次男のこと

次男は2021年5月現在、公立中学校の特別支援学級に通う中学1年生です。

 

軽度の知的障害で愛の手帳は4度です。広汎性発達障害自閉スペクトラム症という診断もされていますが、習慣的なことは普通にできますし、路線バスを利用して1人で通学もしています。

 

学研に通っていたこともあり、読み書きは小学6年生レベルまではなんとかできる感じ、計算に関してはよくできます。小学3年生からそろばんを習い始めて、準1級まで合格しています(暗算は2級取得済み)。

 

そんな次男は、小さい頃からいろいろやらかしております。裸足で窓から脱走し、警察署へ迎えにも行きましたし、大通りの道路のど真ん中に立っていたことも。

今でこそ笑って話せますが、2〜3歳頃は地獄でした。私自身が、次男の知的な遅れを受け入れるのは意外と早かったのですが、とにかく手を焼いていたことだけは確かです。いろいろと、面白いエピソードはありますが、それは機会があればおいおい。

 

とりあえず、現在は中学1年生になって、環境ががらりと変わったため、まだ落ち着かない日々を送っております。

 

長男と違って、次男は高校卒業後はおそらく就業となるので、実はあまり時間がありません。あっという間に高校生になり、社会人になってしまいます。

 

こういう遅れのある子が、中学を卒業してからどんな学校でどんなことを学び、どんな仕事に就くのか、同じような子を持つ親御さんの参考になればと思いながら、次男のことをこれから書いていきたいと思います。

 

長男のこと

長男は2021年5月現在、公立中学の3年生。鋼のメンタルをもつ陽気なO型です。

 

小学5年から早稲アカの公立進学コース(Kコース)に通い始め、6年の9月からExiv校のエクスプレスコース(現プログレスコース)に変更し、そのまま中学生コースへ。

 

中学生になってからは、Exiv校のSKクラス(標準校舎でいう選抜クラス:Tクラス)の最上位クラスSK1に在籍したのもつかの間、SK2,SK3,S1まで落ちまして、上がったり下がったりを繰り返しながら、現在SK3クラスに在籍しています。

 

そして、日曜の必勝コースは国立必勝です。3月に行われた必勝志望校判定模試の前に、2月に受けた難関チャレンジ模試で国立必勝の基準をクリアできたのです。偶然のような気もしなくもないですが・・・ただ、4月5月と国立必勝の授業を受けてみて、ついていけないレベルではないと言っているので、なんとかなりそうです。

 

志望校は国立付属校と都立高校、早慶附属高校あたりを目指しています。

早稲アカにいると、特にSKにいると、目指す高校が早慶レベルの高校だったり、塾内の仲の良い友達も開成を目指していたりするので、トップ校を目指すことが当たり前のようになっていますが、一般的には、このレベルの学校を目指すのは珍しいことなのかもしれません。特に公立中学校にいる場合。そして私の住んでいる地域は、東京23区内でも下から数えたほうが早いくらいの人気のない地域と言いますか、あまり印象のよくない地域で、教育への関心は低い地域だからかもしれません。住んでいる私はこの地域がとても好きですが。

 

先日中学校の第一回目の進路希望調査で、国立付属校と都立のトップ校、そして早慶付属校を志望校として書いたところ、先生から呼び出されて、「お前は本気か??」と何度も確認されたとのこと。200名以上いる生徒の中でこのレベルの学校を書いたのはうちの長男だけだったそうで・・・

 

皆、まだまだ本音を明かさないだけなのか、本当にトップ校を目指す生徒があまりいないのか、私には分かりませんが、早稲アカの先生によると、志望校は最初からしっかりトップ校を書いたほうがよいとのことだったので、書いたことに後悔はありません(長男本人もハンコを押した私も)。トップ校を書くことによって、先生の息子に対する見る目も、いい意味で変わるような気がするのです。

 

定期テストの成績も、常に5位以内とか、そんなことはなく、10位前後をうろうろしている感じです。だからなおさら、先生としてはそのレベルの生徒がトップ校を目指すのは無理だろうと思っての呼び出しだったのかなと思いますが、学校と塾では全く別の内容を勉強しているようなので、学校の成績はトップでなくても、ある程度取れていれば問題ないと思っています。

 

塾のこと、受験のこと、長男なので、すべて初めてのことで、私もいろいろなブログを拝見させていただいて、先輩お母さまの貴重な体験談を知ることができているので、私も誰かのお役に立てたらと思い、書いていきたいと思います。